窯業系サイディングについて
おはようございます✨✨✨
新潟県新潟市で外壁塗装・屋根塗装・雨樋調査・足場工事を行っております、みなとペイントです✨
早速ですが、本日は『窯業系サイディング』についてお話させていただきたいと思います😉
『窯業系サイディング』は近年の主流となっており、とても人気の高い外壁材です。
ご存知の方も多くいらっしゃるとは思いますが、サイディングとは
『下見板』や『羽目板』とも呼ばれている外壁材で、板を横に貼り重ねて張る(この板張り作業のことを下見と言います)構造となっています。
サイディングが主流になる以前は、住宅の外壁材には砂・セメント・水を混ぜ合わせて作られる『モルタル』が主流でした。
モルタルの欠点である、施工費用と施工期間の長さを両方解決したのが『サイディング』です。
サイディングは大きく分類すると、
窯業系サイディング
金属系サイディング
木質系サイディング
樹脂系サイディング
上記の4種類があります🏠
それぞれ原材料ごとに特徴が異なるので、建物の構造や地域の風土などに合わせて選択する必要があります✨
また、サイディングの種類で価格やメンテナンスの方法も異なってくるため、
それぞれの特徴を理解した上で一番合った種類を選んでいただければと思います。
これら4つのサイディングの中で最も人気が高いのが『窯業系サイディング』です。
窯業は粘土・ケイ砂・石灰岩といった非金属原料を高熱処理で製造する工業のことで、窯を利用して製造されることから窯業と呼ばれています。
『窯業系サイディング』は原料いセメント質や繊維質を使用したものです。
セメントに繊維を加える事で補強効果が高まり、薄い板でも十分な強度が得られるのです😎
次に『窯業系サイディング』のメリットとデメリットをお伝えしていきます。
【メリット】
◆防火性に優れている
窯業系サイディングは種類によって耐久等級が異なります。
最高等級である4等級に対応している製品もあります。
窯業系サイディングは耐火性能の高い素材を使用しているため、防火性は高いです。
◆耐震性に優れている
窯業系サイディングは耐震面においてもモルタルより優れています。
それは窯業系サイディングの重量がモルタルに比べ半分以下のため、地震の揺れで建物にかかる負担を軽減できるためです。
窯業系サイディングは脱落しにくく、地震で剥がれた外壁材による二次災害を防げるという利点もあります。
◆デザインの種類が豊富
窯業系サイディングは、デザインの種類が豊富であり、成形性が高く、様々なデザインから選べるという点も大きなメリットと言えます。
◆コストパフォーマンスに優れている
窯業系サイディングはモルタルと比較するとコストを抑えることができ、コストパフォーマンスに優れています。
コストが安く抑えられるだけでなく、防火性・耐震性にも優れているため、コストと性能のバランスの取れた外壁材となっています。
◆施工期間が短い
サイディングボードは工場で生産したものを使用するため、施工期間が短くて済むのもメリットのひとつです。
◆品質が安定している
サイディングボードは工場で製造するため、品質が安定しているのも良さのひとつです。モルタルは施工する職人によって仕上がりに差が出ることもありますが、窯業系サイディングはそういった仕上がりのムラがないのもメリットです。
【デメリット】
◆サイディングボード自体に防水性能はない
窯業系サイディングボードに使用されているセメント質は水を吸収する性質を持っているため、サイディングボード自体には防水性能がないため、
塗装による防水加工が必要になります。
◆熱を吸収しやすい
窯業系サイディングの原料であるセメント質は熱を吸収しやすい性質をもっているため、遮熱性は低くなってしまいます。
遮熱性を高めるためには断熱材を使用するか、遮熱・断熱塗料を使用すると良いでしょう🐰✨
◆シーリングのメンテナンスが必要
シーリングとは、外壁材の目地や隙間に合成樹脂などを充填し埋めることです。
この作業を施すことで目地から雨水の侵入を防ぐことができます❢
最後に、サイディングボード自体の寿命は約30~40年とされており、上記に記したように目地を充填するシーリングと防水加工のための塗装のメンテナンスが必要となります。
シーリングの補修の目安は7~8年、塗装の塗り替えは塗料によって耐用年数が異なりますが10年くらいが目安となっています😳
それぞれメンテナンスの時期と劣化の進行具合が異なり判断が難しいと思いますが、外壁塗装の際には足場の組立が必要となるため、シーリングと塗装の塗り替えを同時に済ませ足場代を節約するという方法もあります。
リフォームの手間も一度で済むため、同時補修するのがおすすめです。
サイディングボード自体が劣化してしまうと、ひび割れ・反り・剥離・カビなどの症状が現れてしまいます。
劣化症状を放置してしまうと修繕費用を高くなってしまうので、早めにメンテナンスをするようにしましょう。
外壁材は材質や種類によって仕上がりが異なりますが、それぞれの特徴や性質を比較し、
施主様の納得のいくベストなものを選んでいただきたいと思います✨
本日も、最後までお読みいただきありがとうございました❣
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