新潟市 塗装 笠木とは?
こんにちは!!
新潟県新潟市で外壁塗装・屋根塗装・雨樋調査・足場工事を行っております、みなとペイントです✨
皆様は、『笠木(かさぎ)』という言葉を聞いたことはありますか?🤔
実は、笠木はとても重要な役割をしているので本日は、『笠木』についてお話したいと思います!!
分かりやすい場所で言えばベランダの腰壁に取り付けられている板金、
階段の手摺(てすり)上部に取り付けられている仕上げ材のことを「笠木」と呼びます。
誰もが一度は必ず見ており、また触っている部位なのです!!
笠木はどの部位であってもその下にある壁や躯体(くたい)を保護しているものを指します。
※躯体とは?
「躯体」(くたい)とは、建築物全体を構造的に支える骨組み部分のことで、構造体のことです。
笠木には金属製・木製等様々な素材が使用されていますが、日常生活の中で触ることがありますので
怪我をしてしまうような素材を使用していません。
階段であれば手触りが良くささくれが起きない木製、ベランダやバルコニー等直射日光を受ける部分であれば
熱くなりにくいステンレス製を使用するなど工夫がされています。
既に笠木の大きな役割はご説明しましたが、主に壁や躯体を保護することを目的にしています。
ベランダやバルコニーの腰壁、屋上の立ち上がり、パラペット等、雨水に晒され(さらされ)やすい場所に
笠木を取り付けることによってそれらを保護するだけでなく、雨水の浸入も防いでいます。
外壁から雨水が入りこんでしまえば腐食だけでなく雨漏りまで起こしてしまいますので
普段気にもしていない笠木がお住まいを守っていることになります✨
笠木のもう一つの目的としては、お住まいによって素材やデザインが違うように意匠性(いしょうせい)の向上です。
例えば白くシンプルなブロック塀も十分上品で綺麗ですが、そこに煉瓦(れんが)や洋瓦(ようがわら)をのせるだけで映えますよね?
このように防水性を高めるだけでなく住宅全体の印象をよくするためにも設置されています。
また笠木はバルコニー・ベランダの腰壁等よりも外側に出っ張るように取り付けられますので
外壁に付着すると美観性を損なう雨だれを防ぎ住宅を長く綺麗な状態で維持することが出来ます。
笠木の劣化とトラブル
木造住宅の場合、笠木は下地木材に対し防水シートを張りアルミや鋼板(こうはん)をかぶせビスや釘で固定しています。
しかし釘の抜けや下地の腐食を起こしてしまうと笠木が固定できず、強風をきっかけに飛散してしまうこともあります。
これらの原因の多くは経年劣化と自然災害です。
数年ごとに触ってみてグラグラしている、浮きや隙間が見えるといった場合には、簡易補修または笠木の交換を検討しましょう!
恐らく笠木が外れてしまったけど雨漏り等は起こしていないというお住まいもあると思います。
これは笠木の下地となる防水シートが雨水の浸入を防いでいるからです。
しかし雨漏りには至らずとも湿気はこもり外壁材や躯体にカビや腐食を起こし始める可能性があります。
サイディングの表面がペリペリ剥がれてきている、触るとフカフカしている、外壁パネルが浮いている等の
トラブルが発生した場合、表面塗膜の劣化ではなく内側から水分に晒され(さらされ)ている
可能性がありますので一度点検を行いましょう!
笠木部分から雨水が入りこんでいる場合、確認するには外壁材を剥がす必要があり費用が嵩んで(かさんで)しまいます。
湿気がこもらないよう笠木設置にあたっては排気・吸気箇所を設けるのですが必要以上に湿気に晒されているということです。
外壁材の腐食はメンテナンスさえ行っていれば必ず防げるトラブルですので、メンテナンスを心がけましょう😊
笠木の破損、外壁材の腐食と伴って起こる可能性があるのが雨漏りです。
笠木が保護しているのはいずれも雨水に晒されやすい場所ですので、笠木が破損すれば雨漏りのリスクは必然的に高まります。
しかし厄介なのは雨漏りの原因が笠木ではなく、外壁や防水と間違われることが多いという事です。
笠木が飛散していれば一目瞭然なのですが、一見笠木に問題がなくとも雨水が浸入している可能性があります。
ご紹介しましたように、笠木はとても重要な役割をしていたのです✨
あまり馴染みのない言葉だと思いますが、お家の身近な所で使われているので
定期的にチェックして、しっかりとメンテナンスを行っていきましょう!!